子どもの自己主張について 5
答えの一つは、だから日本人は本当の自我を発達させられないのだというものでしょう。
・・・この立場によれば、早い時期から自己主張を正しく取り扱うよう提案する必要があります。
あるいは、素直な子どもであったことの、あるいは素直な子どもであることを強く求めすぎたことのつけが、いつか取り返しのつかない形でやってくるだろうという警告を発したくなってもむりはありません。
幼児期からの国際化が叫ばれ、個性が強く求められている現在、このような主張は一種の倫理的説得力を持っているように思えます。
・・・しかし、そのような主張は「社会化の現場」である家庭で、母親たちのジレンマを強めるだけの効果しかもたないという危険性は高いですね。
市場なら、ことはいくらか簡単かもしれません。